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小児もクローン病になる?

小さい子供で発症する

子供

小児でもクローン病患者の方はいます。幼児のような小さい年頃のときに発症する方もいらっしゃいますが、多くは9、10歳を過ぎたあたりから発症することが多いようです。15歳以下の子どもの発症はクローン病全体の1割ほどあるといわれています。なお、赤ちゃん、6歳未満の子供の発症はまれで、その実態もあまりあきらかでありません。

症状

子供の場合は潰瘍性大腸炎をあわせもっていたりして、診断が非常に難しいといわれています。病変の広がりとしては、直腸、S状結腸、小腸などが多いようです。主な症状は、発熱、腹痛、慢性下痢、血便、成長障害などです。思春期前の成長期で発症すると、身長が伸びないことがあります。これは、この病気が栄養を消費しやすいことによる栄養不足、ステロイドの影響などが影響していると考えられています。兆しをとらえるためには、体重と身長の定期検査が欠かせません。

治療

特に、成人の治療法と異なることはありません。栄養療法を中心にして、ペンタサやサラゾピリンを併用し、ステロイドを限定的に使用します。栄養療法の味やにおいがいやで拒否反応を示すお子さんもいるようですが、服用方法を工夫して、動悸付けしてあげることが必要です。栄養療法を行うことで、学校生活やスポーツを行っている人も多くいます。

ステロイドは栄養療法がうまくいかない場合に用いられます。成長障害が懸念されますが、十分に使用すれば症状が安定しだします。成長障害のほかにも、ステロイド特有の目、骨、代謝などの合併症にも注意が必要です。

レミケードは子供にも有効です。しかし、長期的な問題がわかっていないことから、やはり栄養療法や免疫抑制剤などとうまく併用することが大切なようです。

上記の治療が難しい場合には、手術が行われることもあります。手術はできるだけ腸を温存するため小範囲切除や狭窄形成術が行われます。

学校との連携

学校には病気のことをきちんと理解してもらうようにしておきましょう。特に、トイレのことは、授業中気軽にいけるように配慮してもらいましょう。替えの下着をおかせてもらうのもいいでしょう。ステロイドを長期で使用しているお子さんは骨がもろくなっていることもあるので衝撃の多いスポーツは避けるほうがよいかもしれません。

栄養療法などで給食が食べられない場合は、教師にきちんと伝えておきましょう。ただ、給食はプロが栄養価を考えて献立を考えています。給食の献立を医師にみせてみて、病状が許せば、給食を積極的にとりましょう。一人だけお弁当を食べるという行為は、子供にとっては精神的に辛いものです。なお、体調が優れないときは、おにぎりがよいといわれています。

おやつ

おやつとして望ましいものは、①適当な満腹感があって消化がよいもの②水分補給ができるもの、です。おにぎりやもち、せんべい、麩菓子、蒸しパン、ヨーグルト、りんご、バナナなどがいいでしょう。脂質は少ないものがいいです。

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